ファンクショナルトレーニングだけでは、見た目は変わらない!
前回の記事で「ファンクショナルトレーニング」について書きました。
身体の連動を取り戻す、動ける身体をつくる、日常パフォーマンスが上がる
全部本当のことです。
でも、正直に言います。
ファンクショナルトレーニングだけでは、見た目はほとんど変わりません。
「お腹を引き締めたい」「二の腕を細くしたい」「体重を落としたい」という目標がある人にとって、動きのトレーニングだけでは足りない
見た目を変えるためには、筋肉そのものに直接刺激を与える必要があります。
それがレジスタンストレーニングです。
◾️レジスタンストレーニングとは何か?
レジスタンストレーニングとは、筋肉に抵抗(負荷)をかけて鍛えるトレーニングのことです。
スクワット、デッドリフト、ベンチプレス、ダンベルカール。ジムに行ったらまず目にするような種目が、これにあたります。
特定の筋肉を「狙って」「収縮させて」「鍛える」という構造です。
前回の記事で私は「大きな筋肉」と「使える筋肉」という分け方をしました。
レジスタンストレーニングで得られるのは前者、つまり「鍛えた筋肉」です。
これ、決して悪い意味じゃありません。
見た目を変えたいなら、むしろこっちが主役です。
◾️筋肉が増えると、何が起きるのか
筋肉が増えると代謝が上がります。
「筋肉は燃焼炉」とよく言いますが、これは比喩ではなく、ほぼ事実に近いです。
脂肪は基本的に何もしなくてもカロリーを消費しませんが、筋肉は安静にしていても少しずつエネルギーを使い続けます。
筋肉量が増えると、同じ生活をしていても消費カロリーが少し上がます。
30〜50代になると、放っておくと筋肉はじわじわ減っていきます。
年間で約0.5〜1%のペースで落ちていくと言われていて、これが「昔と同じ食事量なのに太りやすくなった」「運動しているのに体重が落ちない」という感覚の正体のひとつで、代謝が落ちて行き身体の燃焼炉が、少しずつ小さくなります。
レジスタンストレーニングはその流れを止めることができます。
筋肉量を維持・増加させることで、代謝を守る、
これが見た目を変える、そして変わった見た目を維持するための根拠になっています。
◾️筋トレすると筋肉ムキムキ怖い問題があります!
30〜50代の方、特に女性に多い誤解がこれです。
「筋トレを頑張ったら、ゴリゴリに筋肉がついてしまうんじゃないか」
これはほぼ心配しなくていいです。
理由は単純で、筋肉というのはそう簡単には大きくならないから。
ボディビルダーやフィジーク選手が「バキバキの身体」になるまでには、何年もの間、毎日高重量で追い込み続け、食事も徹底管理して、はじめて到達できる状態です。
一般的なパーソナルトレーニングの頻度(週1〜2回)と負荷では、筋肉が「増えすぎる」心配より「思ったより増えない」ことの方がよっぽどリアルな課題です。
怖いのは筋肉がつくことではなく、筋肉がつかないまま年齢を重ねることの方です。
◾️スクワットは「脚のトレーニング」ではない
ここで少し、誤解を正しておきたい話をします。
「スクワットは脚のトレーニング」「デッドリフトは背中のトレーニング」という認識、よくあります。でもこれは半分しか合っていません。
スクワットで使われる筋肉は、大腿四頭筋(前もも)だけじゃなく、ハムストリングス、お尻(大臀筋)、体幹まで含まれます。
デッドリフトも、背中だけじゃなく、ハムストリングス、臀部、体幹全体が関与します。
これは一見、前回紹介したファンクショナルトレーニングと似ているように思えますが、目的が違います。
ファンクショナルトレーニングは「動きのパターン」を整えることが目的
レジスタンストレーニングは「筋肉に十分な負荷をかけて成長を促すこと」が目的
同じスクワットという名前でも、何を意図してやるかで意味が変わってくる、ということです。
◾️なぜ30〜50代こそ、今すぐ始めるべきなのか
筋肉は、鍛えれば何歳からでも増やせます。
これは本当で、70代・80代でも適切なトレーニングをすれば筋肉量が増えるというデータがあります。
でも、現実的な話をすると、若いうちに鍛えておいた方が圧倒的に有利です。
筋肉がゼロから増えていくスピードは、40代より30代の方が早い
30代より20代の方がさらに早い
でも「そんなこと言っても、もう40代だし」と思った方、焦らないでください。
今この瞬間が、残りの人生で一番若いときです。
40代で始めた人は、50代になったとき「40代に始めておいてよかった」と思います。
これはパーソナルトレーナーとして、何度も目撃してきた事実です。
◾️ファンクショナルとレジスタンス、どっちをやればいいのか
どちらか、ではありません!両方です!
ただし、順番と比率を意識する必要があります。
私がクライアントさんに提案するアプローチはこうです。
まず動きを整え、デスクワーク中心で固まった股関節や胸椎をほぐして、基本的な連動を回復させる。
これがファンクショナルトレーニングの役割です。
動ける状態になったら、負荷をかけ、スクワット、デッドリフト、プレス系の種目を正しいフォームで、筋肉に刺激が入る負荷で行います。
これがレジスタンストレーニングの役割。
動きが整っていない状態で高負荷のレジスタンストレーニングをすると、前の記事でも書いたように怪我に繋がります。
でも動きだけを磨いても、身体の形は変わりにくいです。
動けて、鍛えられる身体。これが目標です。
まとめ
・レジスタンストレーニングとは、筋肉に直接負荷をかけて鍛えるトレーニング(スクワット・デッドリフト・プレス系など)
・見た目を変えたいなら、筋肉量を増やすことが根拠になる。代謝を守り、脂肪燃焼を助ける
・「筋肉がつきすぎる」は現実的にほぼ起こらない。むしろ筋肉がつかないことのほうがリスク
・30〜50代は筋肉が自然に減っていく時期。今始めることに意味がある
・ファンクショナルとレジスタンスはどちらかではなく両方必要です。動きを整えて、負荷をかける
見た目を変えたいけど、何をすれば正解なのかわからないという方は、ぜひ一度、パーソナルベースごたんだに体験トレーニングに来てみてください。
あなたの身体の今の状態から、何をどの順番でやるべきかを一緒に考えてご提供します。
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